校長挨拶
国際高校のホームページにようこそ。このホームページを通して、国際高校がどんな学校なのか、何を目指しているのか、どれほどワクワクする学校なのかをお伝え出来たら幸いです。国際高校の生徒(通称、国際生)たちの活躍も随時更新していきます。
高校時代は、人生の中で心身ともに一番成長する「かけがえのない時間」です。授業、学校行事、部活動はもちろん、何げない友人や先生との語らいの中にこそ、生きるヒントがあったりするものです。
国際高校の3年間で大切にしてほしいことは、自分の良いところを見つけて伸ばすこと、自分の強みを活かして人生の突破口を開くことです。一方、私たち教職員は、多感な時を生きる皆さんの夢の実現に向けて、常に良き伴走者でありたいと心しています。
人生は、誰もが平等に一度きりです。だから、より豊かでハッピーな人生を送るために、学び続けることが必要です。そして、学びの中で「わかった」という瞬間は、自分が一歩前進した証です。目まぐるしく変化する令和の時代を生き抜くためには、自分自身が変化し続けることが重要です。
本校は、都立高校初の国際学科高校として、平成元年に創立され、今年34年目を迎えます。本校が大切にしていることの一つに「多様性」があります。海外からの帰国生徒や在京の外国人生徒は、全校生徒の約3割を占め、その滞在国や出身国は40か国以上に上ります。このように、様々な文化的背景を持つ生徒が集い、お互いを認め合い、調和のとれた国際感覚を身に付けながら共に成長していく姿は、まさに「国際生」ならではです。また、本校のカリキュラム(教育課程)には、国際学科としての特色が反映されています。スクール・ミッションである「国際社会で貢献できる人材の育成」の使命を果たすべく、普通教科・科目に加え、高度な外国語能力を育成する語学系科目や、異文化理解や国際関係等の専門科目を設定しています。
平成27年5月には、本校が国際バカロレア(IB)機構から、ディプロマ・プログラム(DP)を実施する学校として認定され、翌年から DP を開始しました。令和4年3月には IB コース第5期生が卒業しました。また第1期生が海外大学を卒業し就職しましたとの嬉しい知らせも届きました。
国際高校の校歌に、「パイオニア、パイオニア、われらが国際高校」という一節があります。本校は、世界に開かれた学校のパイオニア(先駆者)として、脈々と受け継がれる「パイオニア精神」の下、IB ワールドスクールとして、新しいシステムを導入し IB 理念を尊重する等、進化を遂げています。国際高校は、これからも常に一歩先を見据え、時代の変化に迅速に対応し、保護者、地域の方々の支援を得ながら、より良い学校づくりに教職員一同、全力を尽くして取り組んでいきます。
さぁ皆さん、「国際ライフ」を一緒に楽しみましょう。
東京都立国際高等学校長 齋藤 直子